【エイジングレビュー】ASH/アッシュ | TOKYO KENDAMA|育てるけん玉

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2023/04/17 01:50



今回は、ASH/アッシュの特長やエイジングについて解説したいと思います。

アッシュは、北アメリカやヨーロッパ、アジアなど世界に広く分布している木材のひとつです。比較的硬く強靭な材質であり、軽量かつ粘り強いことから野球のバットなどにも使用されます。また、しなやかで割れにくく、耐久性にも優れるためスツールなどの家具や建築材としても使用されるなど、様々な用途で使用されてきました。


【木質】



アッシュの木質の主な特長を3つご紹介します。

①強さと強度
アッシュ材は、広葉樹の中でも硬く、強度が高いため、スポーツ用品や家具などにも使用されるほどです。傷や凹みに強いアッシュは、木と木が何度もぶつかり合うけん玉には最適な木材といえます。

②ザラザラとした質感
アッシュの木肌は密度が荒く、ザラザラとした質感が特長的です。そのため、塗装のない無垢のけん玉でありながら比較的静止系の技が得意だったりします。霧吹きなどでカップや玉を濡らすことでより木目の凹凸が際立ち、さらに静止系のトリックがやりやすくなります。

③美しい木目と色調
生成り色の明るい色調と癖のない木目もアッシュの特長のひとつです。塗装を施さないTOKYO KENDAMAは、アッシュの美しい木目を最大限に楽しむことができます。また、蜜蝋ワックスを塗り込むことでより木目が際立ちます。


【エイジングについて】


アッシュは、時間の経過とともに徐々に黄ばんでいく傾向があります。特に、太陽光にさらされると黄ばみが加速され深みのある色合いに変化します。年輪の部分は、比較的早く濃くなる傾向にあり経年変化が進みにつれ木目がはっきりと現れ、美しい見た目へと変化します。
木の色調が薄い木材は、経年変化が現れにくい傾向にありますが、その中でもアッシュは、経年変化の楽しめる木材にです。


アッシュに限った話しではありませんが、木材は、エイジングによって独特の風合いや味わいが生まれます。長く使用することで、より深い味わいを楽しむことができます。しかし一方で、乾燥や湿気、直射日光などによって、劣化してしまうこともあるため、蜜蝋ワックスなどで適切なメンテナンスをおすすめしております。

※画像はイメージです。けん玉の使用頻度や個体によってエイジングによる変化は異なります。

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