2026/04/18 03:09
置き換えではなく、可能性を探る実験
TOKYO KENDAMAはこれまで、無塗装の木材が持つ質感や経年変化に価値を見出し、素材そのものの魅力を引き出すけん玉を作り続けてきました。
その考え方は、これからも変わることはありません。
Proto(プロト)は、それを置き換えるものではなく、もう一つの可能性を探るための試みです。
これまでも数多くのプロトタイプを制作してきましたが、その多くは試作のまま、世に出ることはありませんでした。
しかし、その過程こそが、ものづくりにとって重要なのではないかと考えています。
試作の段階からユーザーの皆さんに触れていただき、評価を受けることが、次の可能性につながる。
Protoは、そうした考えから生まれました。
けん玉のPrototype

「Proto」は、プロトタイプ(試作品)に由来しています。
完成されたものではなく、試し、検証し、次へとつなげていくためのもの。
明確な「正解」を目指したプロダクトではありません。
「こうだったらどうなるか?」「別のアプローチはあり得るのか?」
そうしたプロセスそのものに価値を見出したシリーズを目指します。
素材、形状、加工、機能。これまでとは異なる選択をあえて取り入れながら、けん玉の新たな側面を探っていきたいと思っています。
これは、実験です
Protoは完成形ではありません。
生産数はごく限られていますし、すべてが同じ方向の完成度を目指しているわけではなく、モデルごとに異なる特徴や試みが含まれています。だからこそ、そこには余白があり、新しい発見につながると考えています。
そうしたばらつきも含めて、このシリーズの魅力として受け取っていただけると嬉しいです。
Proto No.001 について

Protoライン最初のモデル「Proto No.001」では、TOKYO KENDAMAとして初めて、塗装によるグリップ性能の向上に取り組みました。
このモデルは、プレイヤーの視点から機能や性能を見直すことを出発点としています。
その一方で、TOKYO KENDAMAが大切にしてきた木材そのものの魅力を損なわないことも、重要な前提としました。
そこで、国内の木工メーカーに協力いただき、木の質感を活かしながら、けん玉に適した塗装を施しています。
仕上げにはあえてクリア塗装を採用し、木目や質感を感じられる状態を保ちながら、必要なグリップ性能との両立を図っています。
また、玉の回転を視認しやすくするためのレーザーラインや、重量のばらつきを抑えるための個体管理など、プレイの精度にフォーカスしたモデルになっています。
2026.04.18
TOKYO KENDAMA

